福知山公害の原因は発電機の不正利用?三恵福知山バイオマス発電所

人体に影響のあるレベルの発電機が日本で製造販売されている事に疑念を抱いたた地元の調査で驚くべき事実が判明しました。

三恵福知山バイオマス発電所の発電機は製造メーカーが認めていない仕様だったのです。

以下
発電機のメーカーとのやりとりを公開させていただきます。

デンヨー株式会社  お客様相談窓口 様

 お世話になります。福知山の***と申します。
2020年5月14日に“品質問題受付メール” で御社デンヨー製型式DCA-1100 SPM発電機でパーム油を燃料にして、発電している事に対して御社はその事を保証出来ますか?とお尋ねしました。
5月18日に添付のようなご回答は頂いています。
 実は2015年頃の福知山三恵バイオマス発電所の管理会社のホームページには 添付の様な“パーム油専用発電機”B-800P という名称で北越工業株式会社製発電機を独自開発したと書かれていました。その為、北越工業に電話で総務部に確認したところ、共同開発などの事実はなく、自社の発電機は“軽油もしくは重油”でしかダメですとはっきり言われました。
その為、念の為御社にもパーム油を燃料にした発電が可能なのかお尋ねした次第です。

ここ福知山の三恵バイオマス発電所は2017年2月2日の住民説明会で音は屋外50㏈以下、臭気は気にならないレベルだと言い、近隣住民には決して迷惑を掛けないと約束して稼働開始しましたが、悪臭で頭痛や吐き気を訴える住民が続出し、騒音で夜間眠れず引越し者まで出ている状況で大きな社会問題化してきています。 

実は問題の管理会社は群馬県でもパーム油発電所の計画が有り、昨年来住民説明会を開催しています。
発電機に付きましてもこの福知山と同一タイプを使用し、デンヨーからパーム油を燃料にした発電の承認を得ているような口ぶりで説明が有ったと聞いています。
専門知識を持った住民から質問攻めにあい今のところ建設の話は頓挫しているようです。

そこでご相談ですが、どうしても公害問題に反対する中でデンヨー製発電機の名前が出てきます。
御社には全く責任が無い旨を示す為にも、会社として公式な文書で表明して頂きたくお願いします。
また公式文書に関しましては群馬邑楽町と千代田町の住民反対運動の方々にもお伝えしたいと思っています。
宜しくお願いします。

いかが発電機のメーカーからの回答です。

福知山*** 様

この度のお問い合わせに関しまして以下ご連絡させていただきます。
当社では本機が使用できる燃料は軽油のみの表記をしており、他の燃料の使用は認めておりません
参考に当該機の取扱説明書の燃料部分抜粋をPDFにて添付送信させていただきます。

(大変恐縮ではございますが、公式文書は裁判所など公的機関からの正式な要請がない限り提出しておりませんことご理解賜りますようお願い申し上げます。)

宜しくお願い申し上げます。

  デンヨー株式会社 お客様相談窓口 

DCA-1100SPM2取説抜粋

つまり発電機のメーカーは

軽油以外の燃料を使用するのエンジン性能の低下や重大な故障の原因になる

とはっきりと説明書に記載しています。

自分たちが不正使用した発電機を用いて公害を発生させたあげくに住民と福知山市に対して6億払えとはどういう考えなのでしょうか?

まとめ(速報)宮城県石巻市日本最大級 パーム油火力発電所計画が勃発

東北大地震で壊滅的な被害を受け復興中の宮城県石巻市で舞鶴の計画をはるかに上回るパーム油発電所が計画されていることが明らかになりました。
建設予定地は被災者の多くが移住する「しらさぎ台近隣」
福知山市のような健康被害が伴う公害が発生する恐れもあり、注意が必要です。

石巻パーム油火力発電所 事業概要

事業名: G–Bio(ジー ・バイオ)石巻須江発電事業
所在地:石巻市須江字瓦山地内
面積: 約8 万㎡(発電事業面積 4万 6 千㎡)
手続き段階 :第一段階の方法書終了(Rl•6•12知事意見書提出)、第二段階の途中
規模: 10万2750kw(発電出力)
燃料:G-Bio Fuel.P・パーム油
運転開始 2024年予定(2021年着工)

舞鶴のパーム油火力発電所が6万5590KWですので舞鶴の約1.5倍 日本最大規模の記録が塗り替わることになります。
燃料はG-Bio Fuel.P・パーム油

ドットPとは?
メーカーホームページによると

『G-Bio Fuel.P』の原料となる植物は、熱帯から亜熱帯地方にかけて自生するマメ科の常緑樹です。
油の生産能力(単位収量)は、植物油の中では最大です。
機械による収穫が可能で、パーム油の生産コストを大幅に下回るコストで大量生産することができます。
メーカーホームページ

Fuel.Pという新しいバイオマス油の開発・生産を行い軌道に乗るまではパーム油を使用するという事業スキームと思われます。

ここで注目すべきニュースが掲載されました。

https://www.farmlandgrab.org/29758

アフリカ・モザンビークで日本政府が進めるODA大規模農業開発プロジェクト「プロサバンナ事業」。
大規模農業化を進めることで「土地が奪われる」と当初から懸念の声が相次いでいましたが、ついに日本政府が中止を決定しました。

という記事です。
Fuel.Pの開発・生産がモザンビークのODA関連なら計画はすでに破綻しており、パーム油が継続的に利用されることになり可能性があります。

石巻市の皆様、発電所周辺での公害被害、パーム油生産国での地球規模の環境破壊を伴う可能性がありますのでご注意ください。
モザンビークODA関連報道にも注意が必要です。

関連ホームページ

事業者 Gバイオ

燃料

河北新報

関連ブログ記事

宮城県

参考資料(近隣住民から入手した資料です)

石巻資料7/22

舞鶴西地区の環境を考える会としても石巻市の案件は注目しています。
情報提供を求めていますので情報ありましたら連絡してください。

三恵観光に対する公害調停の新聞報道

事業者側による「話し合いを進めている最中で・・・」というのは「被害を無くすのは無理、6億払え、営業妨害だ!」
っていうのが事業者の話し合いらしいです。
そんなん話し合いじゃなくて恫喝だと私は思いますが皆さんはどう思われますか?

反撃開始~公害調停が始まります!

福知山住民被害者有志と京都弁護士会により三恵観光杉本潤明社長と福知山市長に対しての公害調停が始まります。
京都府庁にて記者会見も予定していますので今後の動向にご注目ください。

日程 7月30日(木) 
    AM10時半 調停申請書提出(京都府環境管理課)
    AM11時  記者会見 京都弁護士会有志 7名(代理人)
               住民代表    10名
申請人 107名 

申請の相手方(敬称略)
1.三恵観光株式会社 代表取締役 杉本潤明
2.福知山市 市長 大橋一夫

申請内容
(事業者に対するもの)
1.住民説明会で事業者が約束した事項の履行
 ⇒臭気・騒音・低周波音・ばい煙(NOx)についての適切な測定及び具体的改善措置の実施

2.経済産業省のバイオマス事業計画ガイドラインを遵守した事業展開
 ⇒認証油以外の使用の禁止

3.住民(申請人ら)がこれまで受けた苦痛に対する金銭賠償

4.今後対策が講じられるまで、住民(申請人ら)が受ける苦痛に対しての金銭賠償を求める申請

(福知山市に対するもの)
1.臭気・騒音・低周波・ばい煙につき、適切かつ継続的な測定を行うこと

2.臭気・騒音につき適切な数値基準を定めた条例制定等の措置をとること