最終更新日:2026年9月18日
舞鶴と福知山のパーム油火力発電所問題。
あの長い反対運動の中で、私たちは本当に多くの方々に助けていただきました。
その中でも、私たちにとって特別な存在があります。
ウータン・森と生活を考える会
です。
舞鶴のパーム油火力発電所計画。
そして、実際に稼働してしまった福知山のパーム油発電所。
燃料となるパーム油が、インドネシアの熱帯林やオランウータンの生息地とどのようにつながっているのか。
事業者だけではなく、金融機関や投資家へどう働きかければよいのか。
私たちはウータンから、本当に多くのことを教えていただきました。
一緒に調査し、一緒に事業者へ問いかけ、一緒に金融機関へ働きかけました。
私たちにとってウータンは、単なる「協力団体」ではありません。
同じ問題に向き合い、一緒に戦ってきた「戦友」ともいえる存在です。
そのウータンが今、長年続けてきた大切な活動を守るため、支援を必要としています。
今、ボルネオ島の森で森林火災が起きています
ウータンが30年以上にわたって活動を続けてきたインドネシア・ボルネオ島で、森林火災が発生しています。
ウータンによると、2015年の大火災では、現地の仲間たちと大切に育ててきた植林地の約9割が焼失しました。
森が燃えれば、失われるのは木だけではありません。
そこに暮らす、
オランウータンをはじめとした多くの野生動物たちも、生きる場所を失います。
さらに、熱帯林や泥炭地が燃えることで、大量の温室効果ガスも放出されます。
これは決して、
「遠いインドネシアだけの問題」
ではありません。
私たちが舞鶴・福知山で問題にしてきたパーム油とも深くつながっています。
パーム油や紙、エネルギーなどの生産を目的とした森林開発によって森林が失われたり、乾燥したりすることは、森林火災のリスクにも関係します。
舞鶴で私たちがパーム油火力発電所に反対した問題と、今ボルネオの森で起きていることは、決して別々の問題ではありません。
森林火災も「初動」が命を左右します
今回の活動を見ていて、私たちはバイオマス発電所の反対運動と同じことを感じました。
バイオマス発電所も、
計画が大きく進んでしまってからでは遅い。
森林火災も、
燃え広がってしまってからでは遅い。
大切なのは、
初動です。
火が小さいうちに見つける。
すぐに現場へ向かう。
そして、燃え広がる前に消し止める。
大規模な森林火災を防ぐためには、この初動が非常に重要です。
しかし、現場は消防車が簡単に入れる場所ばかりではありません。
ジャングルの奥へ車やボートで向かい、場所によっては人の手でホースやポンプなどの機材を運び込みます。
現場へ向かうには燃料が必要です。
火を消すにはポンプやホースが必要です。
活動する人たちには、食料、医薬品、安全装備も必要です。
どれだけ強い思いがあっても、思いだけでは火を消すことはできません。
寄付は消火活動と野生動物の救護に使われます
今回集められる寄付は、ボルネオ島での森林火災への対応と、火災や生息環境の悪化によって危険にさらされた野生動物の救護などに活用されます。
主な使い道として、次のような活動が紹介されています。
- 火災現場やパトロールへ向かう車両・ボートなどの燃料
- 給水ポンプやホースなどの消火資機材
- 消防チームの食料・医薬品・安全装備
- 火災を早期発見するための監視や訓練
- オランウータンなど野生動物の救護・治療・移送
- 保護した動物を安全な森へ戻すための活動
現場で活動を続けるためには、継続的に資金が必要です。
火災がいつまで続くのか。
これから何件の火災が発生するのか。
何頭の野生動物を救護することになるのか。
今の時点では分かりません。
だからこそ、継続的な支援が必要になります。
当初目標200万円を達成。次の目標は400万円
ウータン・森と生活を考える会は、
「森が燃え尽きる前に、火を止めたい。STOP!森林火災 in インドネシア・ボルネオ島」
として緊急クラウドファンディングを実施しています。
当初の目標は200万円でした。
多くの方々から支援が集まり、この目標を突破。
現在は、
ネクストゴール400万円
を目指して支援が呼びかけられています。
募集期間は、
2026年10月31日 23時59分まで
です。
200万円を達成したから終わりではありません。
火災への対応や野生動物の救護を継続していくためには、さらに多くの支援が必要です。
※支援総額・支援者数は日々変動します。最新の状況は寄付ページでご確認ください。
今度は私たちが支える番です
舞鶴のパーム油火力発電所問題で、
私たちはウータンに助けてもらいました。
福知山のパーム油発電所問題でも、
地元住民の皆さんと一緒にウータンが動いてくれました。
事業者と向き合うとき。
金融機関へ働きかけるとき。
パーム油と森林破壊の問題を調べるとき。
ウータンは、長年蓄積してきた知識や経験を惜しみなく提供してくれました。
だから私たちは、
今度は私たちが支える番です。
これは単なる義理ではありません。
舞鶴で私たちが守ろうとした地域。
福知山の住民が守ろうとした生活環境。
そして、ボルネオ島で現地の人たちが守ろうとしている森。
場所は違います。
しかし、
「自分たちの大切な場所を守りたい」
という思いは同じではないでしょうか。
1000円でも、森へ向かう力になる
クラウドファンディングでは、
「あなたの1000円が、森へ向かう燃料になります」
と呼びかけられています。
一人で200万円、400万円を負担する必要はありません。
1000円。
3000円。
5000円。
一人ひとりができる範囲で力を出し合えば、大きな力になります。
これは、私たちが地域の反対運動でも何度も経験してきたことです。
一人ではできないことも、みんなで少しずつ支えればできる。
現地へ行くことができなくても、
直接消火活動をすることができなくても、
寄付という形で森を守る活動に参加することができます。
私たちからも支援をお願いします
「バイオマス発電問題を考える」を読んでいただいている皆さんへお願いです。
舞鶴と福知山のパーム油火力発電所反対運動に、多大な協力をいただいた、
ウータン・森と生活を考える会。
私たちにとって、
戦友ともいえる存在です。
そのウータンが今、長年守り続けてきたボルネオ島の森を森林火災から守るために、支援を求めています。
この記事を読んで、
「少しなら協力できる」
と思っていただけたなら、ぜひ力を貸してください。
寄付が難しい場合は、この活動をSNSなどで広めていただくだけでも支援になります。
今、まだ守れる森があります。
まだ救える命があります。
森が燃え尽きる前に。
私たちからも、皆さんのご支援をお願いいたします。
